釣具屋で働きたい人へ
こんにちわ!ヤクスギです。
小さいころから釣りが好きだったこともあって仕事は楽しかった。
実際6年ほど続けたわけだけど、釣りに対しても、仕事に対しても学ぶことは多かった。めちゃくちゃ働いたけどねw
企画考えて売り場作ったり、PC使って広告作ったり大変だったけど楽しかった。
勤めていたのはそこの釣具屋だけだったのだけど、ホワイトカラー…ではないけどブラックでもないかなと思う。
せっかく働いていた経験があるので釣具屋の店員に興味がある人向けの内容を書いてみます。
・どんな仕事するの?
・大変なこと、楽しいことって?
・釣り業界について
興味あるなぁ、ちょっと覗いてみたいって方はお付き合いくださいな。
釣具屋の仕事内容って?
大枠で言えば接客業にあたるので、スーパーマーケットと同じで接客、レジ、品出し、仕入れ、掃除などが主な仕事になります。
釣具屋独自の仕事としては修理依頼などの対応、『○○釣りたいんだけど』に対するアドバイス、釣りに関する世間話などですかね。修理依頼は即日対応を求められることも多いから大変。
『キャストするとリールから異音がする』
『竿が折れたんだけどすぐ治せる?』
とか色々。すぐ対応出来るものなら良いのだけど、部品取りよせになると時間がかかってしまうとなると機嫌を損なうお客さんもいたなぁ。あとはリールへの糸巻もよくある仕事です。
お客さんとする世間話はとても大事。どんなことを求めてきたのか、フィールドの状態など得られる情報がとにかく多い。
メーカーの方がくると商談をしたり、釣果ブログを書いたりもする。最初は緊張して言葉が全然でなかったし、正直なにを話していいかもわからなったw釣果のないときのブログの辛さったらないw
そして体力仕事な一面もある。扱っているものが結構重いものが多いんですよね。皆さんも一番最初に思い浮かぶであろう餌。毎日何回かは補充のために店内を往復することになる。繁忙期は倍以上は往復する。家で筋トレとかいらないと思う。
ざっくりこんな感じですね。
釣具屋で働くデメリット
先に大変なところを書いていく。
釣りが好きでもやっぱりつらいことはたくさんある。だからこそしっかり読んでもらいたいと思う。
・重労働
先ほど話した内容だが、肉体的にきつい作業がある。餌、おもり、ルアー、仕掛け、氷…とにかく運ぶものは大体重い。
一回だけぎっくり腰をやったことがあるし、周りでも一回は腰をやっている人が多い。
・長時間労働、安月給
残業は当たり前です。給料は安い。
私のところは定時で上がれることもあったが、会社によっては毎日3時間残業が普通ってが多い業界です。
給料を年々増えてはいくものの、昇給数百円ってこともあります。ルアー一個買えませんね。
・お客さんとの会話が億劫
話が長時間になる、独特のこだわりを持っている、釣りに対して説教をするなどのお客さんが一定数存在します。
仕事なのはわかってはいるが、話かけられたくないお客さんはいた。拘りだったり、自分なりの理論を持つことは素晴らしいことだと思うのだが、押し付けてこられるとやっぱりきつい。
釣りだけの話ではないが人に無理やり押し付けちゃダメ絶対。
・プライベートの釣りがプライベートでなくなる
どういうこと?という人がいると思うのだが、釣具屋さんのホームページ、サイトに実釣ブログとか釣果情報って載ってるの見たことあるよね。あれのためのノルマがあったりします。
『○○港にて○○爆釣!』
みたいなね。
月に何回釣りに行って記事を書くということがノルマになっていることがあり、自分は苦にならなかったが、好きな釣りがノルマになってしまいストレスになるってことはよくみましたね。
釣具の指定とか入ることもある。『このライジャケつけてね』とか『このルアーで』とか色々制約がかかることがあってめんどくさいこともあります。この辺は気持ちの持ちようではあるのだけど、好きだけで続けるのは大変かもしれない。
・自分の知らない分野も勉強が必要
みんな自分が好きな釣りってあると思うんだけど、釣具屋で店員をやるためには、他の釣りの勉強が必要になる。釣具屋に多種多様な釣具があるようにやったことない釣りを日々勉強していかなければいけない。
自分は元々色んな釣りに興味があったし、やってきたので、そこまで苦には感じなかったが、人によっては興味が全くわかないことを勉強することになってしんどい。
海沿いにお店無いのに川の釣りとか、その逆もしかりだね。
ただお客さんもそうだったけど釣りが上手い人は色んな釣りをやっている人が多かったなぁ。(この辺はまた別に書きますw)
釣具屋で働くメリット
まず自分の好きなものに毎日囲まれているということ!この気持ちが無くしてはやっていられない。釣り好きならこの気持ちはわかってもらえるんじゃないかと思う。
メリットを具体的にいくつか挙げていく。
・社割を利用し安く釣具を購入できる
すべての釣具に適用できるわけではないが、ダイワ、シマノなどのロッド、リールは色々条件はあるものの安く購入することが可能。私はずーっとこれで購入していたw
企業の規模、メーカーによるところがあるが、ほとんどのところでは利用できる内容だと思う。
・最新の釣果情報に触れられる
毎日お客さんから沢山の魚種の最新の釣果情報が沢山入ってくる。私自身はこれが一番メリットであると感じていた。常連さんになればなるほど細かい話をするこができる。自分が釣りが好きな上で大きなメリットになる。
もちろん釣具屋店員としても、釣果情報は仕入れ、餌に対してとても大切な情報となる。
口下手なお客さんでも釣りのことになると饒舌になることが多かった気がする。
・新製品に誰よりも早く触れられる
メーカーの方が新製品を商談の時にもってきてくれたり、送ってくれたりするので誰よりも早く触れることができる。リールなどのマイナーチェンジもいち早く知ることができるしね。
メール、チラシなどが月の頭とかにくる。特に自分が贔屓にしているメーカーのお知らせは楽しみにしていた。
・釣り好きの人とはすぐ仲良くなれる
これは釣具屋だったからとかではないのかもしれないが、話題が尽きないこともあってすぐに打ち解けられたかな。お客さんでもそうだし、友達でもそう。
釣り人って一人で釣りに行くこと多いと思うんだけど、本音は誰かと経験を共有したいんだとおもう。人が相手ではなく自然が相手だからなぜうまくいってないのかがわからないこと多いしね。
で釣具屋どうなの?
メリット、デメリットを書きてきたわけだけど、結局どうなのよって話。
デメリット見てもらえればわかると思うのだけど仕事としては結構きつい。
でも釣具屋の人って『好きだから』続いてしまうんだよね。これだけきつくてつまらない仕事だったらすぐやめるんだけど『好きだから』続いてしまう。私も給料安いし、ストレス感じるし、釣具業界自体がネットに飲まれてきているしって色々あったけど、やっている仕事自体は嫌じゃなかったなぁ。
本当に好きじゃないと続けられない仕事だというのが私の感じた経験になります。でも好きなら幸せな仕事です。
次は釣具屋で働きたい!って方に記事を書きたいと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
ヤクスギから皆様へ
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