【在庫処分】売れなくて困った釣具3選。元釣具屋が記憶に残った商品の話

釣具屋

こんにちわ!ヤクスギです。

小売り店等、物を売る仕事の方は、どうしても仕入れたものの売れないって経験あるんじゃないでしょうか。釣具屋も同じで、仕入れたものの在庫の山なんてことがあります。

棚卸で確認するのが怖いったらないですよ。

自分の担当分で在庫の山は頭抱えますねwメーカーの方には申し訳なくもあるのだけど、記憶に刻まれた在庫に困った釣具達を紹介していきたいと思います。

最後までお付き合いくださいね!

スパーク&スパークJr

記憶の中でこれほど困ったものは無いと思います。メガバス  スパーク&スパークJr です。

有名なアラバマリグですね。 アラバマリグ自体が新しいリグで、注目度も高くて、色んなところで特集されていたんですよ。こういう新しく作られたジャンル、というか釣り方は一気に人気が出る可能性があり、釣具屋でも注目商品となるわけです。

問題は一気に人気が出て、一気に売れなくなる場合ですね。まさにこれでしたw

バーっと波が来ているときは、どこの店舗でも取り合いになり、更にメーカー同士でも同様の商品を出してくるため、仕入れはどうしたって増えてしまうんですよね。

実際最初は売れるんですが、本当にビタっと売れなくなります

店員時代の自分が悪いんですが、これは来たと思ってしっかりと食いついてしまってましたね。残ったワイヤー達の山は目も当てられない状態でしたよ。やめてからは勤めていた釣具屋には行ってないのだけど、たぶんまだあると思うw

私も使ってましたが、釣れないルアーってわけではないのですよ。まぁ色々な意見がでているルアーであるのはその性質からくる問題であると思っています。

8~10ポンドライン全般

皆さんも釣具屋の在庫処分コーナーでよく見るんじゃないでしょうかw

スピニングで使うにはちょっと太くて、かといってベイトだと細いという、絶妙なところのラインになります。特にバス用ラインはこの辺売れなかったですね。

ベイトフィネスという概念が出来上がってからは、ぽろぽろと売れるようになりましたけど、売れる商品ではありませんでした。ナイロン、フロロカーボンに限らずですね。

ただ、釣具屋的には、ラインでこの太さのところだけが、抜けている状態もお客さんの選択を奪ってしまう為、良くないなぁとも思うんですよね。同じことがフック、ウキ、スナップなどの小物にも言えます。

どうしようもないところなので、難しいですが、無くなったら他の店舗から回してもらうってことしていましたね。

特化エサ

ある魚に特に、効果のあるような餌のことですね。

キス狙いのチロリ、クロダイ狙いのサナギ、カニなどですね。生き餌はどうしても管理の問題で、死んでしまうものもあるので、定期的に仕入れなければならず、難しいですね。

勿論、ハイシーズンは多めにというのは、普通に考えらることですが、一番難しいのは過渡期シーズンで、春でも夏でもない、秋でも冬でもないなんて時です。毎年、気候が同じでないように、魚が釣れ始める時期もまちまちの為です。

常に多めに入れておけば、売り切れなどを起こさないわけですが、生かしておくのも大変な餌は、沢山仕入れたときは困ったことになります。

クロダイ釣りで、割と根強い人気がある餌で、スナモグリって餌があります。関西ではボケって言いますね。シャコみたいな見た目の生き物で、季節ものの餌なんですが、関東のお店ではあまり売っていない餌で、一回売り込んでみようと仕入れたことがあったんです。

ですが、弱りやすく、体の部位が取れやすいなどもあり、維持の大変さの割にほとんど売れなかったという伝説の餌でしたw

最後に

記憶に残っている品々を紹介してきましたが、どの商品も必要なシーンはあるし、必要としている人がいるのは事実としてあるわけで、取り扱わないっていうのもお客さんには失礼だと思うわけです。

ただ、利益を出すための商品として扱うには、難しいって話です。正直言って、釣具屋は儲かりません。ぶっちゃけ、1個7万、10万するリール、20万する鮎竿を売っても、釣具屋の利益なんて1割ってところです。

お客さんからすると、高い買い物をしているわけで、儲かってると思う方もいるんですが、儲かっているのは、釣具屋ではなく、メーカーです。

ですので、釣具屋さんが繁盛するかどうかは、経営者の手腕にかかっているんですね。頭が上がりません。いつもありがとうございます。

ぶっちゃけて書いてきましたが、メーカーさんの悪口を言っているつもりはないので、あしからず。

最後まで読んでくれてありがとうございました!

参考になれば幸いです。ヤクスギでした。

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Posted by yakusugi