【バスフィッシング】障害物はストラクチャー?カバーは浮草?初心者でも差を付けられる勘違い
こんにちわ!ヤクスギです。
突然ですが、ストラクチャーとカバーという言葉を正しく理解できていますか?私も初めは正しく理解できていなかったんですが、結構誤解されていることがあります。
英語ですので、日本人には責任は無いと言えばそうなんですが、ストラクチャー、カバーを混同、または十分に理解せずに放っておくと、バスフィッシングの上達に繋がらなくなると考えています。
今回はストラクチャーとカバーについてのお話をしようと思います。初心者の方は読んで理解するだけで、経験者との差がグッと縮まりますよ。
『私は分かってる!』
という方は、言語化してみましょう。
最後までお付き合いくださいね!
ストラクチャー、カバーの違い
ストラクチャーを日本語に訳すと、構造物になります。これは定義になりますね。英語の授業での正解、辞書を引いた結果は、構造物になります。
なんですが、何故かバスフィッシングのストラクチャーはちょっと意味が異なっているんですよね。ローカルな使われ方といえばそうかもしれませんが、なぜそうなっているのかはわかりませんw
ストラクチャーに人工構造物を含んでるんです。
例えば、水門、桟橋、広く言えばダムサイトをストラクチャーだと考えていませんか?ストラクチャーとは、人工構造物を意味するわけではありません。
それと同時に、ストラクチャーとカバーは同じでもありません。これも結構勘違いしている人が多い話だと思います。釣具屋時代、お客さんと話をしていても、混同している方が多かったですね。
ストラクチャーとカバーの代表例を挙げると下記のようになります。
ストラクチャーとは
まず代表例を列挙しますね。
1.かけあがり=ドロップオフ
2.岬、ワンド、馬の背=ハンプ
3.河川跡、浚渫跡=チャネル
4.フラット
かけあがりは急激に地形が落ち込んでいるところです。こういったところは、バスに限らず、生物が集まる場所になります。一級ポイントですね。英語ではドロップオフといいます。
二つ目に岬です。岬には常に水の流れがぶつかっています。この流れの変化があることで、魚を集める効果があります。更に、水の流れがあるという事は、確実にかけあがりもあります。英語ではハンプといいます。
三つ目に、河川跡、浚渫跡(しゅんせつあと)ですね。河川跡は、水の流れで土が流され、流れの強い部分の水深が深くなります。この形状を河川跡といいます。浚渫跡は、人工的に河川跡を作ることというと分かりやすいかと思います。掘って溝を作るということです。こういった場所も、かけあがりと同じように魚が溜まります。英語ではチャネルといいます。
4つ目がフラットは、日本では段々畑跡、道路跡というのが多いですね。勿論、自然発生しているフラットもあります。バスフィッシングでは、ディープ(深場)のフラットより、シャロー (浅場) のフラットの方が、一級ポイントになることが多いです。
ここまで、読んできた皆さんはもうどんな所がストラクチャーか分かったんじゃないでしょうか。そう。ストラクチャーとは地形の変化のことです。
これが、本、特に入門書なんかで正しく説明されていないことが多いです。書いている人が誤解されているんじゃないかと思います。
バスフィッシングでのパターンを確立するためにも、ストラクチャー=地形の変化と正しく押さえておきましょう。
カバーとは
まず代表例を列挙しますね。
1.水生植物
2.オーバーハング、立木
3.桟橋
4.テトラポッド(消波ブロック)
カバーは大きく分けると2種類あります。水生植物(ヘジテーション)のソフトカバーと、立木、桟橋、橋脚などのハードカバーの2種類です。
カバーとは何かを覆うものを意味します。ここまでは皆さんも理解している所と思います。
第一印象として、覆うものというイメージが先行しますよね。例えば、ブックカバー、バイクカバーなど、覆う、包むというイメージだと思います。
ですが、正確には、遮蔽物が正しい意味です。例えば、ドラマ、映画でよく見る銃撃戦は、壁、瓦礫などに隠れながら撃ち合いますよね。この遮蔽物もカバーです。つまり、覆いかぶさっているものだけがカバーではありません。このイメージの差が誤解を生んでいるんだと思います。
テトラポッドを例にとると、これはカバーにあたります。桟橋、橋脚もカバーですし、大きさによっては捨て石だってカバーです。ストラクチャーではないんですよ。共通点は、視線をさえぎるものという事ですね。外的から身を守る為のものと考えると理解しやすいかもしれませんね。
ストラクチャーである『かけあがり』には身を隠せる要素はありませんね。
大きな橋脚などは、カバーであり、ストラクチャーの要素も持ち合わせていますが、カバーとは視線を遮れる遮蔽物であることと理解するいいと思います。
どっちも魚が集まるなら分けなくて良くない?
確かに!そう思うのは自然なことですねwですが、私は分けて考えるべきと思っています。定義上で分けて考えるよりも、明確に区別した方がいいと断言する理由は、
『ストラクチャーの方が圧倒的に魚が集まる』
この事実があるからです。勿論、規模が大きいことも理由ですが、捕食に上がってくるポイントであることと、魚の通り道、回遊ポイントになっていることが多いこと。捕食ポイントであることで、魚と接触しやすいのです。
カバーには数匹ついていればいい方ですが、ストラクチャーは見つけることができれば、10数匹なんてザラです。多くの魚の回遊するポイントを見つけられれば、一日中立ち替わりに回遊してくる魚にアプローチしまくりです。
地形の変化というのは、中々見つけるのが難しいのも事実です。唯々見つけるために、しらみつぶしにアプローチしていかなきゃいけないのかというと、そんなこともないです。
バスはその日の気分でいろんなところを泳ぐようなことはしません。ストラクチャーに絡むカバーで休憩しながら、回遊します。
広大なシャローフラットの中でポツンと大きな岩がある。隠れる場所はここしかないわけですから、当然集まってきますよね。広大な海でポツンと島があるって状況なら、人間もここに集まりますよね?それと同じです。
つまり、延々と続くストラクチャーだけではダメで、ストラクチャーにカバーが絡んでいる所がベストポイントになります。
ストラクチャーという場所を基準に、カバーを探すというのが、最も効率のいい場所探しとなります。
最後に
ストラクチャー、カバーについての話でしたが、納得してもらえたでしょうか?実際に、フィールドに立つと中々難しい部分もあると思います。
例えば、切り倒された木が延々と沈んているエリアのように、横方向への変化が続いているエリアでは、縦方向のカバーが良いポイントになります。
もう一つ、シャローフラットに倒木(レイダウン)があったとき、『古い倒木』、『新しい倒木』どちらが良いカバーになるでしょう?
私は『新しい倒木』の方を重視します。理由は、木の養分、木の中の虫等、小魚の餌になるような要素がまだ多く残っており、小魚が集まりやすいからです。
こんな風に、小さな変化かもしれませんが、投げるルアーで悩む前に、じっくり悩んでみるのも釣果アップにつながりますよ。初心者の方もすぐに実践できるテクニックです。
最後まで読んでくれてありがとうございました!
参考になれば幸いです。ヤクスギでした。
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コメント一覧
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